猫目、狸目、泣黒子

目元に目が無い

夜の方舟

空っぽの夜に、流し込む歌が 枕とシーツ 溢れた雫で濡らして、

飾った言葉は、塗り込んだ嘘で腐敗して行くのだろう。

 

 貶されても 現在は捨てて輝く夢の朝を 天上で

見たいだけ

 

遊覧船に飛び乗る 馬鹿者

叢雲を泳ぐ人達の 純愛

船上9cm 輝く月光

眠らない世界から、逃避行さ。